中国週間

『後宮小説』 「陋巷に在り」「墨攻」の中華偽史もので名高い酒見賢一の処女作。古代中国にありそうな、ある架空の国家の後宮をめぐる騒動を主軸に、その国の内乱から滅亡までを描く。と書くと仰々しいがタッチは軽くて読みやすく、主人公の少女やそれを取り…